最終日(2003年10月5日)
本日の予定
決勝第1ラウンド , 決勝第2ラウンド ,
 閉会式
決勝第1ラウンド
泉水選手トップに参戦、橋本機にアクシデント、大波乱の決勝第1ラウンド!!

最終日も天候に恵まれた。
日本選手権では、予選ラウンドの総合点、決勝1Rそして決勝2Rの3個のスコアのうち高い2個のスコアの合計が最終得点となる。  決勝1R,2Rを連勝すれば優勝も可能。   現時点では予選総合で1000点の橋本、国井の2名が一歩リードしているが、決勝進出15選手全てに優勝の可能性が残っている。
誰一人余裕の表情を見せる選手はいない。 緊張感が漂った。

一番手の小林選手が安定したフライトで高得点を出す。
気温が高めのためか、エンジンの調整に苦労する選手もみられる。 全体に昨日より飛びが良くない。
泉水選手が素晴らしいフライトで会場から大きな拍手を受けた。 小林選手を上回りトップに立った。
国井、伊藤、土橋選手もこのラウンドでは昨日の飛びがみられず。
最終に橋本選手がフライト、静演技は昨日同様決めた。 上空も悪くない。 誰もが高得点をたたき出すと思った。 コブラロールのコールがかかって進入に入ったとき、突然エンジンが止まった。 当然オートロで機体は無傷だが、会場に緊張感が走った。  原因はスロットルのリンケージが外れた単純なトラブル。
この時点で、このラウンドのトップ1000点は泉水選手が獲得。  
総合点で、橋本、国井、泉水の3選手が暫定同率一位になる大混戦となった。

決勝第2ラウンド
さらに続いた凄絶なトップ争いを制して橋本選手が優勝!!

最終ラウンドが始まった。 一番手の土橋選手が前ラウンドを払拭する安定したフライトで300点オーバーをたたき出した。  暫定順位はめまぐるしく変わる。  
橋本、国井、泉水、そして土橋 さらにこれまで高得点を続けている小林選手を加えた5名に優勝の可能性が残った。
昼過ぎにフライトした橋本選手が高得点314点を出し、トップに出た。 この時点で土橋選手はトップ戦線から脱落。 続く小林選手も300点オーバーを出すも総合点で泉水選手を抜けないことが確定。 この時点で4位が確定。 泉水選手は前ラウンドに続く素晴らしい静演技を見せたがプルアップのピルエットで煽られ、さらにオートロで゜円を外した。 この時点で2位か3位が確定。
最終にフライトした国井選手は、得点しだいで1〜3位の目が残っていたが、橋本選手の得点に届かず。  この時点で2位がそして泉水選手の3位が確定した。




審査員は前ラウンドでローテーションする。

決勝第1ラウンドのジャッジは
北川、広岡、渡邊、新谷、田屋の5審査員が担当した。

決勝第2ラウンドのジャッジは
菅木、川村、新谷、田屋、上田の5審査員が担当した。

両端のジャッジ席にある赤旗はフレームオーバーが発生したとき他のジャッジに通告する意味を持つ。




左より、2位国井選手、優勝橋本選手、3位泉水選手








写真等は順次追加するかもしれません。

(C)Ichiro Komori,1998,2003,All right reserved