図5D2   スケジュールB
 
B1.バーチカルトライアングル・ウイズ・180゜アンド・360゜ピルエット 

模型はセントラルヘリパッドから離陸しアイレベルまで垂直に上昇し停止する。
模型はセントラルヘリパットから中央フラッグ(2または5)まで後退飛行し停止する。模型は任意の方向に180゜のテールローター・ターンを行い、停止する。
模型はアイレベルより5mの高度まで45゜の角度でセントラルヘリパッドの真上まで後退上昇し、停止する。  
模型は任意の方向に360゜のピルエットを行い再び停止する。
模型は45゜の角度で、アイレベルまで後退降下し、反対側の中央フラッグの真上で停止する。  
模型は最初の180゜ターンと反対の方向に180゜のテールローター・ターンを行い、停止する。
模型はセントラルヘリパットまで後退移動し停止、そしてセントラルヘリパット上に降下し着陸する。

   以下の理由で減点される。
  1.上昇と降下の両方またはどちらかが45゜の角度でなかった。
  2.模型が上昇、降下の両方またはどちらかの途中で回転した。
  3.模型がピルエット中、横方向の位置を保てなかった。
  4.180゜ピルエットが同一方向だった。(0点)

B2.サークル・ウイズ・スリー・360゜ピルエッツ

模型はセントラルヘリパットより垂直に離陸し、アイレベルで停止する。
そして、模型はセントラルヘリパットから中央フラッグの一つ(2または5)まで後退
飛行し停止する。
模型は、ヨー軸周りに3回転低速な回転をしながら任意の方向に円周フライトを行う。
3回転のピルエットはサークルのパスと同じ方向に一定の比率で行われねばならない(上から見て時計回りのサークルのときはピルエットは時計回りに行われなければならない)。
360゜の位置に到達した時に模型は停止する。
模型はヘリパッドの真上まで前進飛行する。
模型は垂直に降下しヘリパッド上に着陸する。

  以下の理由で減点される。
  1.サークルが円でなかった。
  2.適切な位置において機首が中心を向いていなかった。
  3.ピルエツトが一定の比率で行なわれなかった。
  4.ピルエットとサークルが逆方向だったときは0点となる。
 
B3.バーチカルレクトアングル2

模型はヘリパッドから離陸しアイレベルまで垂直上昇し停止する。
模型はセントラルヘリパットから、後方のフラッグ(2または5)まで後退飛行し停止する。
模型は任意の方向に低速な360゜のピルエットを行いながら4m上昇し停止する。
模型は、反対側の中央フラッグの真上まで10mの前進飛行を行い停止する。
模型は低速な360゜のピルエットを、最初に行ったものと反対方向に行いながらアイレベルまで4m降下し再び停止する。
模型はセントラルヘリパットまで後退移動し、停止。
セントラルヘリパット上にスムースに着陸する。

   以下の理由で減点される。
   1.垂直成分において、模型が直線ラインで上昇または降下しなかった。
   2.360゜のピルエット中、横位置が変化した。
   2.ピルエットが360゜でなかった。
   3.ピルエットがフラッグ上を中心に行われなかった。
   4.ピルエットが同一方向だった。(0点)
B4.ロールリバーサル (追い風/追い風)

模型は10m以上の直線水平飛行を行なう。
模型は飛行方向を長手方向の軸として保ちながら任意の方向にロールを行い、これに続いて明瞭な直線性分を伴い、直ちに反対方向にロールする。
二番目のロールは同じロールレートで行われなければならない。
二回のロールの合計時間は4秒間以上でなければならない。

   以下の理由で減点される。
   1.演技の時間が4秒間未満であった。
   2.ロールとロールの間の正立姿勢がジャッジ正面でなかった。
 
B5.プッシュオーバー・ウイズ・360゜ピルエット (向かい風/向かい風)

模型は10m以上の直線水平飛行を行い、そして90゜の垂直上昇に入る。
終点に到達したとき、模型の機首は前方へ90゜プッシュオーバーされ水平な正立姿勢になり、停止する。
模型は任意の方向に360゜ピルエットを行ない、停止する。
これに続いて直ちに機首が90゜にプッシュオーバーされ垂直姿勢(機首下向き)になり、これに続く垂直ダイブと90゜引き起こしにより演技の開始と同一高度、同一方向に戻る。
10m以上の水平直線飛行をもって演技は完了する。

    以下の理由で減点される。
    1.両方の垂直成分が平行でなかった。
    2.模型がジャッジに近づく方向又はジャッジより遠ざかる方向に偏流した。
    3.ピルエットが360゜でなかった。
    4.プッシュオーバーが90゜でなかった。

 B6.コブラロール・ウイズ・ハーフロールズ (追い風/追い風)

模型は10m以上の直線水平飛行を行い、そして、45゜上昇にプルアップされることで演技に入る。
5m以上の直線成分の後に模型は任意の方向にハーフロールを行い背面姿勢に入り、そしてさらに5m以上の45゜上昇を続ける。  
ここで模型は45゜のダイブに入り、5m以上の直線成分の後に、任意の方向に、ハーフロールを行う。
模型は5m以上の飛行を続けた後、演技開始と同じ高度に復帰し10mの水平飛行をもって演技を終了する。

   以下の理由で減点される。
   1.上昇成分、降下成分の両方またはどちらかが45゜でなかった。
   2.ハーフロールの前と後で直線成分が認められなかった。

B7.540゜ストールターン・ウイズ・ハーフロール (向かい風/向かい風)

模型は10m以上の直線水平飛行を行い、垂直上昇に移る。
停止に達した後、模型は540゜のピルエットを行い、機首は真下を向く。
降下中、模型は任意の方向にハーフロールを行い、演技を開始したのと同一高度、同一方向に復帰する。

  以下の理由で減点される。
   1.模型が垂直に上昇しなかった。
   2.ジャッジに近づく方向又はジャッジより遠ざかる方向に模型が偏流した。
   3.ピルエットが正確に540゜でなかった。
   4.ハーフロールが正確に180゜でなかった。

B8.キューバンエイト (追い風/追い風)

模型は直線水平飛行を行い、5/8インサイドループに入る。
45゜の降下角度の背面姿勢になった時に、模型は任意の方向に1/2ロールを行い正立姿勢になり、そして3/4インサイドループに入る。
そして再び45゜の降下角度の背面姿勢になった時に、模型は任意の方向に二度目の1/2ロールを行い、正立姿勢で最初のループの一部分を完了させる。

  以下の理由で減点される。
   1.ハーフロールが正確に180゜でなかった。
   2.ジャッジに近づく方向又はジャッジより遠ざかる方向に模型が偏流した。

B9.ストール・ウイズ・プルバック・リカバリー (向かい風/向かい風)

模型は10m以上の直線水平飛行を行い、センターラインを通過した後にプルアップして垂直上昇に入る。
模型が完全停止に到達したときに、模型は一定高度を保った高速後退飛行に移る。
センターラインを通過する時は水平飛行状態でなければならない。
模型は、センターラインまでの距離と同一距離にある、開始点と同一高度の反対側のポイントまで飛行を継続し、停止点に到達したときに機首を下に向ける。
そして模型は、開始時と逆写しの降下経路を持続する。
降下の後に、模型は演技を開始したときと同じ高度、同じ方向に復帰する。
模型は10mの飛行を継続して演技を終了する。

   以下の理由で減点される。
   1.上昇成分及び降下成分が平行でなかった。
   2.模型が完全停止に達しなかった。

B10.オートローテーション・ウイズ・180゜ターン (追い風/向かい風)

模型は20m以上の高度で飛行する。
この演技は、ジャッジ中央からセントラルヘリパットを見通したラインを上方に垂直に伸ばした仮想平面を模型が横切った時に開始する。
模型がこの平面を横切るときはオートローテーション状態でなければならず、エンジンはこの時点で停止していなければならず、そして模型は降下状態でなければならない。
180゜ターンはこの時点でスタートせねばならず、ターン及び降下のレートは、この時点からヘリパット上にタッチダウンする寸前まで一定でなければならない。
模型のフライトパスは上方から観たときは、垂直面からスタートしセンタージャッジからセントラルヘリパッドを見通したラインで終了する半円となっていなければならない。
模型のフライトパスは地面またはジャッジラインと平行であってはならない。

   以下の理由で減点される。
   1.模型がハードランディングした。
   2.模型が前進速度を持ったままでランディングした。
   3.模型が正確な180゜ターンをしなかった。
   4.180゜ターン中に模型が一定の降下比率を保たなかった。
   5.180゜ターン中に模型が一定のターン比率を保たなかった。
   6.ヘリパットもしくはスクエアに届こうとしてフライトパスが伸ばされた。
   7.演技中エンジンが掛かっていた場合、得点は0点となる。