2007年F3C世界選手権競技会 日本チーム応援&情報サイト
2007 F3C世界選手権 日本選手団情報
Sorry! Japanese only. 現地からのレポート その10
掲載 日本時間 2007.8.5 09:30
最後まで風に翻弄された決勝ラウンド

Yさん(仮称)、Tさん(仮称)からの現地報告が入りました。


応援団長ならびに応援して頂いている皆様有難うございます

決勝第1ラウンドは予定通り7時開始となりました。
天候は晴れ左風4〜5m/sで、今日はイコールコンディションで行えそうです。
トップはヤングブラッド選手で風があるため静演技の上下動が目立ちますが、上空はかなり正確に図形をトレースしています。
続く伊藤選手は静演技の流れは良いが上空はヤングブラッド選手と比較するとやや劣るようにみえます。
得点的には同じ位か、ややよいかなという感じでしたが得点差が21点もありました(なんでそんなに差があるのだろう??)
8番手土橋選手の番になると、前風が強烈に吹いてきて、前風の為、縦ものの上がりも悪く、爆発撃沈(なんで決まったように風が吹くのでしょう)
11番の橋本選手の時も、テントがバタバタ音をたてるくらいの強風が吹き、土橋君の仲間入り。
14番泉水選手の時は風はあるものの押さえがきくくらいで無難にまとめていましたが、コブラロールの抜けでフレームアウト。
この後も風は弱くなったり、強くなったりの繰り返しで早い周期で変わります

第2ウンドも、ヤングブラッド選手、伊藤選手は風を味方につけ、土橋、橋本選手は風に嫌われる展開です。
泉水選手はその中間くらいでなんとか無難にフライトはできています。

第3ラウンドもなぜか不思議に風のめぐりは変わりません
ヤングブラッド選手も打ち方を変えたのかあまり風に絡まなくなり、上空はますます良くなってきました。
伊藤選手が次にフライトするため非常に比較しやすく、静演技は同じくらいで、上空演技では差があります(点数では1.5点ですがもっとひらいているように身えます)
ヤングブラッド選手も尻上がりによくなり伊藤選手を超えましたが、トータル得点では届かず伊藤選手が2連覇の世界チャンピオンに輝きました。

運も実力のうちと言いますが、今回まさにそのとおりでした。
伊藤選手、ヤングブラッド選手にはでたらめの風は無く、土橋、橋本選手には良い条件は無し、泉水選手はその中間位でした。
非常にハイレベルな戦いをおこなっているので風の影響は大きく、点数に影響します。
でも、気象条件ばかりはどうしようもないので、日ごろの行いを良くするしかないのでしょうか??

世界選手権本当に終わってしまいました。



表彰式

個人表彰

一位伊藤選手
二位スコット選手
三位ヤングブラッド選手
団体表彰

一位日本
二位U.S.A
三位オーストリア



KOMO注
選手の皆さんすばらしい演技ありがとうございました。
選手団団員の皆さん、お茶目で、我が儘なことも少しだけ言う選手達を、時にはおだて、時には尻をたたき、時には深夜まで機体の整備をし、選手が少しでも気持ちよく競技に出られるよう陰で支えていたのはKOMOも十二分にわかっています。

そして夜遅くまでかかっても毎日レポートとたくさんの写真を送ってくれましたレポーターさんの大変さもKOMOは十三分に分かっています。  競技場と練習場を忍者のごとく移動する選手の写真を撮ることは容易ではありません。 まして予選ラウンドでは遙か離れた別のラインの様子を一人でレポートできるはずはありません。 日本選手達でさえ大きく3つのグループで飛行場と練習場を移動しています。 たくさんのスタッフを配置できるだろうN●K、読●新聞がレポートしているならいざ知らず、行動範囲が限られた中で片手間にこれだけの報告していただいただけで十分です。  途中カーチスの写真が見たいと無理を言ったつもりではなくメールに書いたら、真剣に、これ以上の動きはむりですと返信してきたときには、KOMOも自分の浅はかさを反省しました。  でも、その後カーチスの機体写真を大量にアップしてくれました。  たぶん来月号のラジコン関係の雑誌には決勝日に間に合うように効率よく到着された日本の各雑誌社の皆さんがこれと同じものを大量に載せることでしょう。

おつかれさまでした。
とにかく無事に、とっとと帰ってきてください。
10月には日本選手権も控えてます。 風の静かなコンディションをご用意してお待ちしております。(本当か?)

でも、今頃の時間は寝る間も惜しんで機体の梱包に追われているはず。  

ワルシャワでの短期滞在の後帰国ですが、Yさん(仮称)、Tさん(仮称)  帰国途中のレポートできればよろしく。

ムリするな、ムリするなよと無理を言い。  応援団長


追伸
このレポートを読まれている、特に関東在住のみなさまへ。
8月26日に尾島で予定されているRCヘリフェスタ(MRHA主催)に日本チーム4選手が出場。 報告フライトを行う予定です。
真っ黒に日焼けした選手達に逢えます。  
もちろん関東のみならず、尾島は沖縄や北海道からでもポーランドに比べれば比較的近い場所にありますのでどうぞ。
MRHA関東支部長よりのお誘いでした。



          
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